めだかの針子のために必要な環境をつくることはめだかを飼育するためにも大切なことです。この記事では準備するものや針子に与える餌などについて説明します!
めだかの針子が育つために必要なもの
まず、めだかの針子を育てる上で用意しておきたいものを4点、まとめてみました。
- 飼育容器
- 水
- 浮草など
- 針子用の餌
針子用の餌については、特に重要なので見出しを分けてご説明します!
飼育容器
飼育容器ですが、ガラスなどできた観賞魚用の水槽を使うことももちろん可能ですが、めだかを育てる上ではなんでも使えます!
- 百均のプラスチック容器など
- バケツ
- 発泡スチロール
ちなみに屋外で使う場合は透明タイプのプラスチック容器などを使うと、紫外線で劣化して水漏れしていた、なんてこともあるので注意が必要です!
また、形状ですが、泳げる範囲が広がり、酸素の取り込みも多くなるという点で、深いものではなく、広いものを選ぶとよいでしょう。
水
水は、水道の蛇口からバケツなどに貯め、それを日光のあたる場所におき、24時間くらいかけてカルキを抜き使用します。水の分量は1匹につき1〜2リットルを目安に準備すると水質的にも酸素的にも安全です。
なお、既に親めだかなどを飼育している場合は、飼育水をそのまま利用しても基本的には問題ありません。特にグリーンウォーターは針子の餌となるプランクトンなどが豊富にいる水なので積極的に使いましょう!
水草など
こちらはめだかの隠れ家になったり、バクテリアの住処となることで水質を改善するなどの効果があります。見た目的にも綺麗なので準備できる場合は入れましょう!
入れすぎると、夜の光合成できないときに酸素を消費しすぎて酸欠状態にすることもあるので入れ過ぎには注意が必要です!
水槽は日光の当たるところにおきましょう。
めだかは、日光にあたると、ビタミンAやビタミンDの吸収が促進され、長生きのめだかに育ちやすいです。
また気をつけておきたいこととして、猫や鳥などから、めだかを守る場所におきましょう。
その際は料理用のバーベキューに用いる金属の網などで蓋をするとよいでしょう。
そもそも、エアレーションとは何かといいますと、空気を水中に放出することで酸素を供給することです。
それでは、針子にエアレーションは必要か?となりますと、必ずしも必要ではありません。
逆に針子の段階ですと、エアレーションの泡により、ストレスやダメージを受けやすくなるケースもあります。
仮に針子の数が多く、酸欠が心配な場合は、容器を大きいものに変えるなど水量を増やす形で解決することもできます。
めだかの針子の餌は何がよい?
めだかの針子には、どのような餌をあたえるべきでしょうか?めだかの針子の死因のほとんどは餓死と言われており、適切な餌をしっかりと与えてあげる必要があります。こちらでは針子の餌を種類別に説明します!
なお、針子は生後2〜3日ほどはおなかにあるヨークサックという栄養をためこむ器官があり、それを消費することができるので餓死することはあまりないのですが、成長の促進するためには生後すぐからお腹いっぱいにしてあげることが重要です。
粉餌
基本的には市販の粉餌で大丈夫です!ただ、針子は口が小さくそのまま与えても食べることはできないので、指などですりつぶしてから与えましょう。
おすすめは「わさび」という針子用作られた粉餌です。微粒子のように細かくなっており、生まれたての針子でも食べることができます。
ゾウリムシ
続いてはゾウリムシです。ゾウリムシは針子用生き餌の代表のような存在で、栄養満点な上、自宅で簡単に培養することができるというとても便利な生き餌です。
また、少し多めに入れておくことで、針子にいつでも餌を供給できるという点でも餓死しやすい針子の飼育に役立ちます。
ミジンコ
またまためだかの生き餌代表格のミジンコです。こちらはいくつかの種類がありますが、針子〜稚魚にとってはタマミジンコという非常に小さいミジンコを与えます。
ミジンコもゾウリムシと同様家で増やすことができ、栄養が満点かつ消化も良いと言われているのでおすすめな餌です。
粉餌の場合は10分程度で食べ切る量を与えましょう。食べ残しによる水質悪化は餓死の次に多い死因となります。
また、回数としては針子は体が小さいので食べられる量が決まっており、1日4〜5回にわけると理想的です。
その他注意すること
親めだかと同じ水槽で飼っちゃだめ?
めだかの親は、針子や卵を食べます。めだか飼育において基本的には卵・針子は隔離して育てるのが前提です。
ただ、容器の置き場所などの関係で、親めだかとの同居を余儀なくされる場合は、めだかの針子は親サイズの半分くらいまでに成長してからにしましょう。1センチメートル弱くらいの大きさがあれば食べられてしまうことは少ないと思います。
ただ、基本的に大きさが違うめだかを一緒に飼うと、小さいめだかが成長しなくなるため、サイズは合わせたほうがベターです。
まとめ
針子の飼育はいろいろと気をつけることも多く、大変な面もあります。
ただ、しっかりとお世話することで少しずつ大きくなっていくのはとても嬉しいものでめだか飼育の醍醐味とも言えると思います。健康なめだかをたくさん増やしてめだかライフを楽しみましょう!