めだかが急に餌を食べなくなったら、心配ですよね。めだかの食欲低下は場合によっては健康を大きく害している可能性があります。
餌を食べない状態がつづいていると思ったら、次で説明する原因を疑ってください。
この記事では、安心してめだかを飼えるために、餌をたべない理由と対処方法について説明します。
めだかが餌を食べない理由とは?
病気
めだかの病気としては、水カビ病、赤斑病、尾ぐされ病などの病気が疑われます。水カビ病であれば白いワタのようなものが、赤斑病であれば体表やヒレに血が滲んだような赤い斑点が、尾ぐされ病であればヒレが溶けたようになっていたり・・・。
めだかの餌を食べない際は、よーく観察して見た目に異常が出ていないか観察してください。病気の場合はどこかにサインがでていることがほとんどです。
早期に適切な薬剤で治療できれば、元のように元気に泳げるほど回復します。
大切なめだかだからこそ、日々の観察を行い、小さな変化を見逃さないようにしていきましょう!。
消化不良
次に多いのが、消化不良ではないでしょうか。
めだかは、食べ物を食べてから消化するのに2~3時間かかります。また、胃を持たないため、極端な量を短時間に与えすぎると調子を崩すことがあります。
消化不良になっているめだかを見極めるために重要なのは、うんちの色です。
通常、めだかのうんちの色は、環境や与えている餌によって変わりますが、茶色や緑などしっかりと色づいているものですが、消化不良に陥っているめだかのうんちは白っぽいことが多いです。
病気の時と同じ、日々の観察によって気づけるものなので、同じくめだかをしっかりと見てあげるようにしましょう!
その他(低水温や年齢等)
その他の理由で餌を食べない大きな要因は低水温です。一般的にめだかは20℃から〜30℃程度で活発に動き回りエネルギーが必要となるため、たくさんの餌を食べます。
対して、20℃を下回って水温が下がれば下がるほど、あまり動かなくなるため餌を必要としなくなります。
地域にもよりますが真夏でなければ、朝の気温が10℃ほどになったりはあるあるだと思いますのでそんなときは昼の水温があたたまるまで待って餌を与えると食欲が戻っているかもしれません。
めだかが餌を食べない場合の対処法は?
隔離・水換え
病気や消化不良になったときは、病気のめだかだけを隔離しましょう。病気にもよりますが感染症の可能性があったり、弱っためだかは他の元気なめだかにいじめられたりで体力を消耗してしまうことがあるので、隔離しておくと間違いがありません。
そして元いた飼育水に病気になった原因があるため、水合わせに気をつけながら綺麗な水に換えてあげましょう。余裕があれば、元々そのめだかのいた水槽の水も換えてあげると、その後に続く病気の発生を抑えられる可能性があります。
塩浴
次に有効なのが塩浴です。塩水にはめだかから細菌や原生生物を取り除く効果や浸透圧の差を小さくすることでめだかの体力を回復させる効果があります。。
めだかの塩浴の濃度は、水1リットルに対して、0.5%を目安に行うと良いと思います。最大0.9%ほどまで問題ないと言われますが、心配な場合は、0.3%程度の低い水準からやりましょう。
塩浴のときは、バクテリアなども死滅してしまう可能性があり、アンモニアや亜硝酸などの毒性の高い物質の分解がすすまないため、1日おきに水を換えるとベターです!。
餌切り
まず餌を食べないめだかに対して餌を追加で与えないようにしましょう。水質悪化でめだかの体調が悪化したり、更なる消化不良を引き起こしたりとよくないことが多いです。
そもそも餌を食べるということは、消化にエネルギーを使うということでもあります。、治療中は餌切りをして回復に専念させましょう!
餌切りとは・・・一定の期間を決めて全く餌を与えないことをいいます。
まとめ
今回は、めだかが餌を食べないことの原因となりやすい病気と消化不良についてご説明しました。
めだかの体調不良には、ここで説明していないさまざまな種類のものがありますが、日々の観察をしっかりと行い、異変があった際には適切な対応をすることで、大切なめだかを守ることができます。
異変に気づいたら、水換えをして、塩浴をして、餌切りをしましょう。病気と判断した場合は適切な薬剤を規定量使いましょう。
このような対応を基本動作として身につけて、めだかが長生きできる環境を作れるといいですね!